ブルー☆サーガ 


■187  消えゆく紅【くれない】(3) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2003/12/27(Sat) 15:27:13)
Res51

 行動力のあるぴよひこさんは、両国の総帥不在時を狙って(もしく
は内乱だったのかも)「紅」「新世界」両国の要塞情報を入手するこ
とに成功した。

 それによると、両要塞とも、全ての要塞STは実はまだ、それほど
高く無かったのだ。うろ覚えだが

「新世界」HP=30万 防御力NT+200 攻撃力NT+100 命中力NT+100
「紅」HP=20万 防御力NT+100 攻撃力NT+100 命中力NT+100

 こんな感じで、「新世界」は防御力が高く、「紅」は平均的に要塞
の能力を上げているようであった。但し、これは今だから言える
ことであって、当時は十二分に未知の領域の数値であったのだw

 そして、この革命の最初の標的は「紅」に定められ、いよいよ決行
の日を迎えるのであった。

 それは5月の初頭、早朝より開始される作戦であった。一兵卒の僕
は作戦の規模の大きさや、参加人数も知らずに戦略の前日、参戦の意
思を伝えたのであった。
 しかし、自分自身は参戦するとしても、お昼ぐらいから…(10時
だったかも…)その時間まで「紅」が残っていないのではないか…
参戦者がめっきり少なくなった「紅」はそれ程に脆く見えたのだった。

 


■188  消えゆく紅【くれない】(4) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2003/12/27(Sat) 15:30:06)
Res52

 当時の僕の武器は「ファンネル×10 lev30」「ビームサーベル
lev30」そして、マシンガンアームを捨て新たに作り出した「爆導
索 lev6」であった。
 当時爆導索のレベルアップは困難を極めた。武器を使うと他の人の
STを下げてしまうので、使用できないのだ。
 落ち武器として、徐々に上げるのと、時折無国籍などにいた、AL
L-Fの人を狩りながら細々と上げるしかなかったのだ。
『いよいよ実戦でこの武器を使用するのか…。』それはパンドラの箱
を開けろと告げる、悪魔の囁きだったのかもしれない…。

 そして、いよいよ紅攻略戦当日、ONする前に息を殺しながら、エ
リア1の【勢力図】をクリック…。


『「紅」まだ、残ってる…』


 ちょっと、いぶかしく思いながらも、【30分以内の参戦状況】を
クリック…。


『オイ、誰もいないぞ……(^^;』

 そうなのだ、ぴよひこさんを始め参戦しているはずの主要メンバー
が既に、いないのであった…。

 


■191  消えゆく紅【くれない】(5) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2003/12/28(Sun) 12:35:36)
Res53

 意を決して、エリア1にONをして間髪いれずに「戦略時派遣株式
会社」に入国する。
 戦略は予定通り出ていた…。 そして、会議室を覗き込むと、そこ
には早朝から戦略するも、参戦者のALL-NTはぴよひこさんとsara
さんだけで、EN切れ等の理由でどうやら戦略を諦めたらしいコメント
が書いてあった…。

 しかし、そんな「戦略時派遣株式会社」に一人の戦士がいたのだ。
AKIRAさんである。

 「AKIRAさん、初めまして、もしかしてまだ戦略やってますか?」
 「う〜ん、なんとなく」

 AKIRAさんとは、こんな感じの初対面だった気がする。w
AKIRAさんは、まだ、ALL-NTではなかったが、一人で戦略を
続けていたのだろうか?^^;

 「僕も、参戦します」

 そして、僕自身の紅攻略戦がスタートしたのであった。

 


■192  消えゆく紅【くれない】(6) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2003/12/28(Sun) 13:29:48)
Res54

 しかし、参戦するも、黙々と雑魚狩りを続けるだけで、いつもの
お金稼ぎとなんら変わることは無かったw
 たしか、しばらくしてシュンさん(シュンさんもALL-NTでは
無かった)が戦略に加わり、3名で黙々と雑魚狩りを続ける…w
 「紅」のALL-NTはkeishiさん1人だけ、他のメンバーで
あれば、BS(ビームサーベル)で十分に戦えた。

 3人の参戦していた時間は、僕には凄く長く感じられたが、意外と
短かったのだろう…。そこに、今回の指揮官ぴよひこさんがON
してきたのであった。

 「やってますね^^ もう1回やってみるか〜」

 こんな感じで、登場してきたぴよひこさんに、いきなりの質問

 「ぴよひこさん、ALL-NTには爆を使っても良いんですよね〜?」
 「いや、爆じゃ無くても倒せるので、あまりお勧めできません。」
 「えっ爆でなくても倒せるんですか(^^; まだ、戦った事が
  無いんですよ…。」

 実際僕は今まで、数回ALL-NTに挑んだ事があったが、相手
を大破させた事が無かったのだ…。

 ファンネルを装備し、keishiさんに戦いを挑んでみると…。
避けられることもあるが、徐々にダメージを与えられるのであった。

『よかった〜、パンドラの箱を開けなくて…』(´。`)ホッと
するシャリ。もしかして、ここで爆を連発していたらと思うとぞっと
するw

 


■196  消えゆく紅【くれない】(7) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2003/12/29(Mon) 15:04:48)
Res55

そして、要塞を出すところまでは成功したのだが、ここからが良
くない。
 対要塞用の僕の武器が《爆導索》しかないのだw これが、大
したダメージを与える事ができないのだ。

 「見切り」以外の作戦では、こちらも殆ど大破するし、「見切
り」では3,000のダメージが精一杯(^^;
 HP20万の要塞に3,000程度のダメージではENがいくらあって
も足りない…。

 『駄目じゃん、爆、つかえねぇ〜〜』
 この戦いが終わったら、爆を棄てることを決意するのであった。w

 そして、ぴよひこさんもMAなど、対要塞兵器を準備しておら
ず、むなしい攻撃が続いていた…。

 やがて、keishiさんが再び復活(ONではないよ)し、この戦
略は頓挫したように見えた…。

 


■197  消えゆく紅【くれない】(8) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2003/12/29(Mon) 15:10:17)
Res56

 戦略時間も終わり、反省会?ではないが、会議室で色々話し込
んでいると、そこに救世主が現れたのだw

 デグレア時代に一緒だったポップル・ライツさんである。

 「ポップルさんMAもってますか?」
 「持ってるよ〜レベル30」
 「じゃ、もう一回keishiさんを倒せたら、戦略出しましょうか?」

 そして、「紅」攻略戦の再スタートだ!

 「よし、keishiさん倒した! 戦略、お願いします!」

 次々と倒れていく「紅」の兵士達、そして剥き出しになる
「紅の要塞」!

 「ポップルさん、よろしく〜!」
 参戦者全員の思いを込めて、ポップルさんのMAがうなりを
上げる。

 「全弾で、3万(多分このくらい6万だったかも?)削ったw」
 「よし、いけるぞ!」
 「いけるかも」

 一気に士気が高まった。ポップルさんが対要塞に専念し
周りが雑魚狩りに専念する。
 途中、ポップルさんの大破や、僕の機体損壊などもあったが、
誰に邪魔されることも無く、徐々に減りゆく「紅」のHP…。

 そして、たった5名の戦士だけで、一大国であった「紅」の
歴史は潰えたのであった…。

 


■201  消えゆく紅【くれない】(9) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2003/12/30(Tue) 17:26:47)
Res57

 「いやった〜〜〜〜^^」
 「おめでとうーーー^^」

 喜びにわき返る「戦略時派遣株式会社」。そこに、祝辞を伝
える為に、「魔天使」から一人の戦士が入国してきた。

 そう、それはあの《動く要塞》セイ=ミヤビさんだったのだ。

 「おめでとうございます。皆さんの団結の力ですね。」

 カチコチに緊張するシャリア=ブルー(^^;

 「ありがとうございます。初めましてシャリです。」

 絶対こちらのことは覚えていないと思ったが、ミヤビさんは
意外にもアコマのことを覚えていて、僕に爆が使われたことも
謝罪してくれたのだ。
 STが下がっていたことなどどうでもいいのだが、ミヤビさ
んが、雑魚だった自分の事を覚えていてくれたことは、嬉しか
った。その、紳士的な態度に絶対的な強さ!カリスマのオーラ
がビンビンと伝わってくるのだ。

 そして、ミヤビさんは「紅」出身なので、今回の作戦には
参戦できなかったことなどを告げ、これから新たな時代を築
こうと皆と約束した後に、「魔天使」に戻るのであった。

(あの時は、嬉しさのあまり気がつかなかったけど、今考える
とミヤビさんが、エリア1の今後のことを考えて、紅に助太
刀しなかったからこそ、倒せたんですね… そう考えると
やっぱり5名では倒せなかったんですね実際は…(^^;)

 


■202  消えゆく紅【くれない】(10) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2003/12/30(Tue) 17:29:50)
Res58

      時代は動き始めていた………。



 「紅」攻略後、総帥だったkeishiさんは「新世界」に入国した。
ほぼ、時を同じくして「王立宇宙軍」のてっちゃん総帥が
全体掲示板に引退を表明。

 間髪をいれず、翌日ぐらいには「戦略時派遣株式会社」が
「王立宇宙軍」に戦略開始! シャリも参戦し、「サイド1」
の敵討ちは、てっちゃん総帥が不在になってから成功した。

 僕が勝手に思いこんでいた6ヶ国同盟は瓦解し、ついに
「カモメ団2」「魔天使」「NAC」「戦略時派遣株式会社」
が同盟を組み「新世界」へ挑む事が決定したのである。

 確か、「紅」攻略戦よりわずか1週間で、「同盟軍」VS
「新世界」の戦いが始まるのだ。僕が初めてONしたその
日に心に誓った「新世界」との戦い…。しかし、これが長く
厳しい戦乱の時代の幕開けとは、誰一人として予想すること
は出来ないのであった。

 


■244  重複登録の嵐(1) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/02/02(Mon) 20:29:50)
Res59

 「新世界」はこの間、大人しくしていたのか…、否、kei
shiさんが入国し、総帥となった「新世界」は、俄かに活気を
取り戻しているのであった。

 一時ALL−NTはシャンさんのみになった時もあったのだが、
小国の総帥をしていたアレスさんも「新世界」に戻り、
全体掲示板で、世界統一を成し遂げたと名前だけ知ってい
たリン・H・フィールドさんは、リンフィーさんと名前を
改めて「新世界」に入国し、こちらも既に伝説の「紅」と
「新世界」の建国者と呼ばれる009さんは、001さんとして
新たに「新世界」の国民になっていたのである。

 しかし、最初の戦略の時点では、「同盟軍」側には、
余裕があったのも事実である。
        『必ず倒せる!』

 「新世界」を上回る多くのNTが在籍し、既に
「紅」を落としている「同盟軍」の士気は高く、次は
「新世界」を倒し、エリア1に新しい時代の訪れが来る事
は間違いないと確信していた。

 一時期60名を超えていた新世界の国民は、徐々に減り
40名を多少超えるぐらいに落ちてきていた…。

 既に、この時点で国民数の最大国家は「魔天使」、
ALL−NTの在籍が一番多かったのは「カモメ団2」と、
あの「新世界」といえども、エリア1の一番の大国と呼べ
る時代は、過去の物となったと感じさせるに十二分であった。

 そして、5月某日の日曜日(土曜だったかも?)早朝5時、
「新世界」戦の日程が、「同盟軍」総帥の了解のもとに
決定するのだ…。

 


■245  重複登録の嵐(2) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/02/03(Tue) 22:19:36)
Res60

 今回の「同盟軍」の中心人物はセイ=ミヤビさん、そし
て、ベッカムさんや、saraさんや、ぴよひこさん、多くの
ALL−NTが参戦を決定していた。よく覚えていないの
だが、この時の参戦予定者は10名を超えていたはずである。
 僕は「カモメ団2」の代表面をして、チャット等での戦略
会議もかなり増えてきたのであった。

 残念なことに早朝の戦略に出られない、僕はまた、遅刻組と
して、参戦することを決めたのだ。

 そして、開戦日時前にぴよひこさんの国が《革命前夜》と
いう名前の戦略を出すのであった…。(^^;

 その、バレバレの戦略名……

 シャリア=ブルーの胸に一抹の不安がよぎるのも無理は無か
った……。

 


■247  重複登録の嵐(3) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/02/05(Thu) 20:20:05)
Res61

 さて、いよいよ開戦当日であった…。
まず、祈るような気持ちで、《勢力図》をクリック…。
そこには、「新世界」の名前が堂々と残っていた。

 『やはり駄目だったか〜(^^;』
そして、ONした後、各国総帥と申し合わせていた通り、
チャットにONをするのであった。

 すると、そこにはただならぬ雰囲気になっているのだ。

「あれは、卑怯だ…」
「許せない…」
「絶対、倒す…」

 あえて言うならば、それは「怒」の波動であろうか?

「こんにちは、遅くなりました。何かあったんですか?」

 そして、皆からの話を聞くとこんな感じであった。

 
 この日の早朝、徐々に集まる「同盟軍」時間にすると、
5時前である。
 ふとsaraさんが、新世界の国民の異変に気が付いたの
であった…。

 


■248  重複登録の嵐(4) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/02/06(Fri) 12:15:23)
Res62

 そう、それは前日45名ぐらいまでになっていた。
「新世界」の国民が一人、また一人と新規登録者が増えて
行くのであった…。

          重複登録?

 朝の5時に新規登録者が次々に増える事があるだろうか?


        きっと重複登録!!


 しかも、「たこ」とか何とか、変な名前の多いことw

 

       ぜ〜〜ったい、重複登録!!!


 そうなのだ、兼ねてから重複登録者への不満と疑惑が
「新世界」にはあったのだが、この日は5時前に15名
ほどの新規登録者が一気に増えたのだ。

 もちろん、これはルール違反である。
 みんなの怒りは、頂点に達していたが、戦略は予定通り
に行われていた。要塞を出し、かなりのダメージを与えて
いたようだが、途中リンフィー総帥(シャンさんだったか
も?)に、要塞回復を受けて回復されていた。
 そして、皆のENが乏しくなったこともあり一時チャット
で全員が集まっているのであった。

 


■249  重複登録の嵐(5) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/02/07(Sat) 10:47:09)
Res63

 シャリにも沸々とこみ上げてくる、熱いものがw

「よし、もう一回攻めましょう!」

 そして、再度全員の猛攻が始まるのだ。
60名近い、国民がいるとはいえ「同盟軍」の戦力は凄ま
じく、瞬く間に減り続ける「新世界」の国民。

 30分も経たずに要塞までたどり着く事ができたと思う。
しかし、すぐに復活する「新世界」の雑魚軍団w。
 その後、もう一度要塞を拝む事ができたが、はっきり
言って、『すご〜〜く、邪魔(^^;』

 やがて、12時近くになると、サーバーが重くなってきて、
要塞にたどり着くことも出来なくなるのであった。

 今回の戦略もここまでなのだろうか…。

 


■250  重複登録の嵐(6) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/02/08(Sun) 14:16:41)
Res64

「だめだ〜、重すぎです(TT」
「もう無理かな〜」

 あきらめの悲鳴が、チャットの中にこだまする。

「内乱で部隊解散した場合、部隊に所属している人は
無国籍に飛ばせるんでしょうか?」
と、今だ内乱をした事がない僕は、尋ねるのであった。

 実は部隊解散をすれば、部隊の人間を無国籍に…、
というの内容は、この当時に全体掲示板に書かれていた
ことだった。
 ただ、今だ内乱をした事が無い僕には、それが真実か
どうかは、分からないのだ。

「多分、そうだと思います。」

「そうですか、ならば内乱をして、国民を減らしませんか?」

 皆、重複登録のこともあり、国民を減らすということに
関して、反対意見が出てくることは無かった。

「よし、やりましょう。誰が行きますか?」
作戦司令官、ミヤビさんの問いに、率先して挙手をする
ものがいた。

「僕が行きますよ!」もちろん、僕自身である。
そして、僕を含め3名の特殊工作員が「新世界」内部に潜入
するのであった…。

 


■253  重複登録の嵐(7) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/02/09(Mon) 17:28:54)
Res65

「同盟軍」の攻撃はしばらく中断し、特殊工作員が
「新世界」の中で、物凄い勢いで階級をあげていく。
「新世界」内部、そこに人気は感じられなかった…。

 会議室には、朝方の幹部数人の書き込みがあったが、この
時間には、誰の発言もなくシーンと静まり返っているのだ。

 今「新世界」の総帥はリンフィー総帥、幸いにも僕と同じ
低HPのALL-NTだ。しかも、偶然にもそのHPは僕と
同じ4100。一発で倒せるかどうかは同じ条件であった。

 チャットで皆からの応援を受けながら、階級を上げていく!
目指すは、総帥に内乱が可能な少将の階級である。

 最初に少将にたどり着いたのは、「紅」攻略戦でも一緒に
戦ったシュンさんだったと思う。しかし、

「駄目です。失敗しました〜(TT」
 チャットに書かれる残念なメッセージ…。そして、 シュン
さんの階級は大きく下がってしまった。

 


■254  重複登録の嵐(8) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/02/10(Tue) 13:59:13)
Res66

 殆ど時を同じくして、僕も少将にたどりついた…。

「少将になりました。 内乱行きます!」

「がんばれ、シャリさん」
 皆の声援が、僕の後押ししてくれるのだ。


     「落ちろ!!!」


 早まる鼓動を抑えつつ、僕の人差し指がマウスをクリック
する。もちろん作戦は「捨て身」、この一撃に全てをかけるのだ。
 シャリア=ブルーの愛機「ブラウ・ブロー」の《ファンネル
×10》がリンフィー総帥の「エルメス」に唸りを上げなら突っ
込んでいく!


     「あたれっ、頼むあたってくれ!」


 戦闘結果が出るまでの時間が待ち遠しいこと……w。


       そして………。

 


]
■255  重複登録の嵐(9) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/02/11(Wed) 14:55:27)
Res67



     「やりました! 内乱成功です!!」


 チャットに響き渡る、歓呼の声!内乱してこんなに賛辞を
受けるのは、本当に珍しいのではないかw


 「やった〜!」
 「おめでとう〜〜」
 「流石はシャリさん!」

 そして、全員から「早く!部隊解散を!!」の声が響く。

 初めての内乱成功。そして、皆からの応援の声、こんな有
頂天になっている物に、EBの神様が微笑むはずが無いので
あった…。

 


■257  重複登録の嵐(10) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/02/12(Thu) 21:07:22)
Res68

  いき上がる僕は、【特殊】のコマンドをクリックする。
こう見えても、一国の総帥をやっていたこともあるのだ。
 【部隊解散】のやり方ぐらいは、やった事が無いが知って
いる。

            だが………。


           しかし………………。


 「シャリさん、何をやっているんですか!早く部隊解散
を!!」

 皆からの早く早くという声が、耳(目)に響く…。


 「出来ないんです。【部隊解散】のコマンドがありませ
ん。(TT)」

 なぜだ、おかしすぎる…。確かに「新世界」の総帥とな
っている。画面上でも確認できるではないか…。

 そして何度【特殊】をクリックしても【部隊解散】は現
れないのである。

 『もしかして…バグ……?』

 12時前の異様な重さが気にかかる…。新たに【情報】を
クリックするとそこには信じられない事実があるのであった…。

 


■260  重複登録の嵐(11) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/02/14(Sat) 10:42:11)
Res69

 「新世界」の国民を上から順に目で追っていくと…。
 『あった、総帥シャリア=ブルー、あれっ』
 そうもう一人、リンフィー総帥がいたのである。

 サーバーに負荷が掛かりすぎた為のバグだろうか、恐ろ
しい事に二人の総帥が「新世界」に存在するのであった…。

途方にくれた僕は、思わず「新世界」さんの会議室を覗き
込むのであった。

 するとさっきまで無人と思われた会議室に書き込みがある
のであった。

 「どうしました?」

 リンフィー総帥やシャンさんがONしてきたのである。

 「国民を減らすために内乱をしました^^;」

 こうなったらと、思いきって告白してしまったw。

 「バグのようで、総帥が二人になってしまいました…。
バグを戻すために、リンフィーさん亡命してくれませんか?」

 などと、無理難題を吹っかけるシャリア=ブルーw

 「それは、出来ませんね〜」とリンフィー総帥
 『それは、そうですよね〜(TT)』

 しばらく、話しているとチャットに現れない僕を気遣って
ミヤビさんが、「新世界」に入国してきた。
 確か、そこで、重複登録に関することの問題や、内乱を
作戦の一環で行ったことの話が、ミヤビさんと「新世界」の
幹部との間でされたが、覚えていない。
 ちょっと興奮が冷めて、冷静になった僕は…、

 「すみませんでした、それでは僕も引き上げますね」

 と言いつつ、「カモメ団2」に戻るのであった。
こうして、《第一次新世界大戦》は幕を閉じるのであった。

 


■275  真夜中のブルー(1) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/02/16(Mon) 21:09:03)
Res70

 今回の戦略は、「同盟軍」の失敗に終わってしまった。
 ただ、シャリア=ブルーの名前が広く認知されたのは、
この新世界との1戦で、特に内乱に成功したからのような気
がいまではする。この一戦でベテランさんたちに名前を覚えて
もらったのでないだろうか?
 そして、今回の重複登録の件はエリア1の中で新世界が孤立
する原因となるのには十分すぎた。
 
 そんな中、「同盟軍」に新たに参戦する友好国が現れた。
「ヤマト亭」である。当時じゅん坊さんの歴史でお馴染みだった
「ヤマト亭」に今、じゅん坊さんの名前は無く(デリート中)
飛竜さんとmasaさんの2枚看板でひきいている国であった。

 そして、飛竜さんが、「ちょっと重複登録がひどすぎます
よね〜」といった感じで、次の参戦を誓ってくれるのであっ
た。

 さて、ここで一番の問題だったのは当時の会議室である。
これは今考えると非常に使いづらいものであった。
 まず、会話が1分間に1回しか出来ない。戦闘後でも、1分
経っていないと、発言がエラーで消えてしまう。
 個人宛のやり取りも出来ないので、秘密話も出来ない、
会議室に書いた内容は誰にでも見えてしまうのだ。
 そして、国どおしのやり取りも出来ないので、要件がある
場合には、いちいち亡命して各国を回らないといけないのであ
った。

 


■279  真夜中のブルー(2) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/02/19(Thu) 22:17:42)
Res71

 自然と会議室代わりにチャットが使われるようになるので
あった。
 この時は、まだまだ青かったのか、「次、いつ攻めます?」
的な重要事項を平気でチャットで話していたのだw

 もちろん「同盟軍」の幹部連中が集まっているのに「新世界」
が放って置くわけが無いw、チャットの中に


セイ=ミヤビ,ひよこ,シャリア=ブルー,sara,,←最後に注目w


     「あれっ 誰かROMしてますね?」
     (僕は全然気がつきませんでしたw)

 皆の名前が並んでいると“,,”←名前を入れずにROMして
いる人が良く現れたw 公の場なのでスパイ行為とは言えない
が「同盟軍」の作戦室が必要なのは明白だった。

 そして、こんな作戦筒抜け状態のまま、次の週末の早朝に早
くも《第二次新世界大戦》が予定されるのであった。

 


■283  真夜中のブルー(3) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/02/20(Fri) 19:46:20)
Res72

 そんな週末も近くなってきた木曜日か金曜日に、ふと気が付
くと「新世界」の総帥に、ぴよひこさんが再び座っているのだw。

 チャットで、saraさんと話していると。ぴよひこさんもチャッ
トにONしてきた。

 「ひよこ(チャットでのぴよひこさんの呼び名)さん、こんに
ちは〜^^ 要塞強くなってますか?」
 「そうですね〜、前よりはだいぶ…」

 詳細がどれくらいかは忘れたが、この時点でもマックスには
なっていなかった。

 「部隊解散するつもりですか?」
 「う〜ん、どうしようw」

 「やっちゃえ、やっちゃえ」
 「やっちゃえ〜〜w」

 無責任に煽りまくる、シャリとsaraさんww

 「でもな、どうしようかな〜、あっ部隊解散したら、絶対許さ
ないだってw」

 5〜10分悩んでいたぴよひこさん、僕はこの間の重複登録の件が
あったので、部隊解散して国民を減らしてもいいのではないかと、
本気で思っていた。saraさんも半ば本気で、部隊解散を進めてた
のではないだろうか?

 「やっぱ、止めておきます」

 「しょうがないですよね^^;」

 とは言うものの、この日の何気ないやり取りが後の布石となる
のであった。

 


■291  真夜中のブルー(4) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/02/22(Sun) 22:27:41)
Res73

 そして、土曜日、僕はわずかな望みをもっていた。
重複登録に関しては「同盟軍」側だけではなく、「新世界」の幹部
からも、「困りましたね〜」という発言を見ていたのも理由の一つだ。

 その希望とは、管理人さんの「重複登録」のチェックに引っかかり
重複登録者が一気に消えてくれないか、というのが一つ目。

 そして、15名近くの重複登録者のID等を取っていなければ、10日
間でデーターが消えるのではないか。これが二つ目。

 最後に「重複登録」を行っている物が、自分の非を考えて、データ
をデリートするのではないかというのが三つ目。


 しかし、土曜日の段階で、管理人さんからのデーターデリートはされて
ないから一つ目が消えた…。(この時はトップ画面から管理人さん宛の
メールも送れなかったので、待つしかなかったのだ)

 そして、土曜日の夕方ONしていると。次から次えと重複登録者の
名がONがされてくる。自然のデーターデリートの可能性も消えた…。
 やはり、誰かが重複登録を行っているのは間違いなかった。そして、
性懲りも無くONさせているということは、反省してデーターデリート
をさせるとはとても考えられないのであった。

 次から、次にONしてくる重複登録者の名前を見ながら、ある考えが
シャリの脳裏をかすめるのである。

 


■297  真夜中のブルー(5) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/02/26(Thu) 22:35:52)
Res74

 土曜日の真夜中…2時過ぎにそっとCPを立ち上げる…。
そう、ある考えとは内乱である。明日の朝の参戦は出来ないのだ。僕に
何かできること…『相手国民を減らすには内乱しかない…』そう思った
のだ…。

 エリア1に入り、「新世界」の総帥が誰なのか確認しに行った。
この時は、主要のメンバーで総帥を持ち回りしているような感じだった
からだ。高HPのkeishiさんが総帥だったらあきらめるしかないが、この
間内乱をした、リンフィーさんや、同じく低HPのシャンさんであれば、
内乱も可能かもしれない…。

 情報で「新世界」を覗き込むと、何と総帥が不在ではないか…。
 『良いのか…、本当にやっちゃうぞ〜(^^;』
 これは、恐らく次の日の戦略を見越して、誰でも総帥となり要塞回復を
出来るように考えられた作戦だったのだろう、しかし、僕には「新世界」の
要塞が「おいで、おいで」と手招きしているように見えるのだった。

 しかし、本当にやるのかどうなのか、まだ躊躇していたのだ。この考えは
ベッカムさんにも誰にも相談しなかった。するべきか、しないべきか…、
すれば「新世界」からの憎しみを一気に買う事は分かっていた。ただ、少し
でも皆(同盟軍)の役に立ちたい…。

 『どうした、シャリやらないのか…。この間ぴよひこさんには、やれやれ
って言ってたじゃないか…。人が怨まれるのは良くて、自分は嫌なのか…。
お前は、そんなに意気地なしなのか…。』

 画面の前で、躊躇すること15分、まだONもせずにじっと画面を見つめて
いると、するとそこへ………。

 


■300  真夜中のブルー(6) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/03/02(Tue) 12:25:54)
Res75

 何と参戦状況にぴよひこさんがONしてきたではないか…、しかも、「新世界」
に亡命したのだ。

        『やる気だな、ぴよひこさん!』

             『ぷちんっ』
          何かがシャリの中で弾けた。

       『ぴよひこさんを悪者にしちゃ駄目だ』

 急に鼓動が早くなった…。僕は慌てて「新世界」に亡命すると一刻も早くと
言う気持ちで、階級を上げていくのだ。
 こんなに早く総帥になれるものだろうかw、恐らく僕の階級上げの最速記録
だったろう。

 ぴよひこさんは、階級を上げていなかった。恐らく僕が階級を上げはじめた
ので、僕に任せるつもりなのだろう…。

 そして、少将になって、二度目の「新世界」の総帥になったのだ。
一度会議室を覗き込む…そこには静寂があるだけだ。やはり誰もONしていない
と思われる。

 【特殊】をクリックすると今度は【部隊解散】の文字がきちんとある。

            『えいっ!』

 そして「新世界」の3部隊を解散させ、すぐに「カモメ団2」に亡命するので
あった。

 


■301  真夜中のブルー(7) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/03/04(Thu) 19:02:04)
Res76

 今、考えると国費も使って亡命するべきであったのかも知れないが、この時
には、そこまで知恵が回らなかったのだ。もちろん亡命してから後悔した。

 「カモメ団2」に戻って会議室に行くと、ぴよひこさんがまだ、ONしていた。

 「ぴよひこさん、こんばんは〜^^ 同じ事考えてましたねw」
 
 「えっ、何のこと?」とぴよひこさん

 「あれっ 新世界に内乱しに行ったんじゃなかったんですか(^^;」

 「ちょっと様子を見に行っただけ〜」

 おっちょこちょいの早とちりがまたやってしまった…。でも、ぴよひこさんの
ONは単なる気かっけであり、内乱自身は自分の意思でやったのだ。後悔はして
いなかった。

 「それでは、落ちますね〜」ぴよひこさんに挨拶して、落ちる前に「新世界」の
誰かと最後の戦闘を………その時、シャリの背筋を悪寒が走った。

 『あれっ 部隊にいた人が残っていたんじゃないの?』

 ゾ〜ッとしながら【情報】をクリックし、「新世界」の国民数を数える…。
 国民数は40名前後、『良かったやっぱり部隊の人の名前は無いや…』

 安心して、次の日の「新世界」の陥落を夢見ながら、落ちるのであった。

 


■305  混沌《カオス》(1) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/03/18(Thu) 21:53:00)
Res77

 次の日曜日、早朝参戦が出来なかった僕は、10時ごろにONするので
あった。
 《勢力図》をクリック………『やっぱり駄目だったのか…。』
 「新世界」の国名は燦々と輝いて残っているのであった。

 そして、ONをする。確か、僕がONした時には既に、戦闘が終わっ
ていたと思う…。そして、昨晩の僕が内乱をした行動が、エリア1の
中に動乱と、混迷の呼び水になってしまっていたのだ…。

 「シャリさん、昨日内乱やったんですね…。」

 「やりました。国民を少しでも、減らそうと思って…」

 「どうも、部隊解散では国民は減らないみたいですよ。」


         ガビ〜〜〜ン!

 何ということだろうショックであった。《部隊解散をすれば国民は
無国籍に行く》あの情報はデマだったのだ…。

 「でも、情報を見たら減ってましたよ……(^^;」

 「どうも、亡命扱いで、情報からは消えるみたいですね。でも戦闘
の画面ではでてきます。」

 そういえば、最後の戦闘の時に、ドキッとしたことを思い出した。

 さらに、悪い事が起っていた。「新世界」に在籍していた新さんが
「カモメ団2」と「魔天使」の内乱と部隊解散をしていたのだ…。

 新さんのSTはALL-NTにはなっていなかったが、S以上の強さ
があったと思う。そして、新さんは《爆導索》を使用して「同盟軍」の
総大将のセイ=ミヤビさんのSTさえも下げたようであった。
 僕のせいで、事態は最悪の方向に転がり始めていた…。

 


■306  混沌《カオス》(2) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/03/19(Fri) 15:51:04)
Res78

 とりあえず、新さんがどういうつもりで2国の部隊解散をしたの
かは知らないが、これは僕の責任である。

 その後、ミヤビさんがONして来たので、ミヤビさんと「魔天使」
の皆さんにも謝罪に行ったのであった…。

 「ミヤビさん、僕が内乱したために、どうもすみません。」

 「気にしないで下さい。でも、新は許しません。」

 というような話になってしまった…。既に新さんの爆攻撃に
よりSTを下げられているミヤビさんの怒りは、収まりそうに
も無かった…。

 「魔天使、総動員でも新のSTをFにします。」

 その時、新さんは無国籍に行っていたと思う。既に爆の打ち
合いをしたためか、STはいくつか下がっていた…。

 『ミヤビさん、本気だな…。』 
 
 僕にはミヤビさんを助けることも、新さんの荒らし行為を
止めることも出来ないのであった…。

 そして、エリア1をめちゃくちゃにした男は、うなだれた
ままCPの電源を落とすのであった…。

     『なんか、疲れた…。』

 翌日に更なる衝撃がまっているとも知らずに…。

 


■309  混沌《カオス》(3) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/03/26(Fri) 20:45:23)
Res79

          ……翌日

 長いEB人生の中でも、この日程衝撃的だった日は無い…。

         ONすると…

 なんと、セイ=ミヤビさんがデリートしてしまっているのだ。


        な・・なぜ???

       エリア1最強の人が…

   新さんの事を怒っていたけど、やる気満々だった人が…

  今やエリア1一番の大国、「魔天使」の総帥が何故?

     HP10万に届きそうな人が何故、なぜ、ナゼ?


 ミヤビさんが自分でデリートしたとは考えられなかった…。
まして、昨日の今日である…。

        《消された………。》

 そんな事が可能かどうかは、分からない。でも、僕の直感が
そう訴えてくるのであった…。
 僕は各国を回り、情報収集に奔走した。するとヤマト亭で
飛竜さんとmasaさんが、ミヤビさんが消えたと、言うようなこと
を話しているのであった。

 誰かは分からないが、もし、誰かがやったなら必ず「新世界」
と繋がりがあるはず…。僕は「新世界」に入国した。

 


■310  混沌《カオス》(4) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/03/26(Fri) 20:46:58)
Res80

 「新世界」の会議室にONすると、そこには「新世界」幹部から
の僕への非難の嵐であった…(T▽T)(ショウガナイヨネ…)

 概ね、『シャリを許さない』という文であったが、keishiさん
だけは、「何か考えがあってのことでは…」と弁護をしてくれていた。
 また、全員ではないが新さんの一連の行動を認めるような発言も
書かれていたと思う。

 その場に、他にONしている人はいなかったが、とりあえず、
今回の事情を書きはじめる。

 まず、今回の件は僕の単独で行ったこと…。

 そして、嫌がらせ等ではなく皆の援護として、国民を減らすつもり
だったこと…。

 土曜日に重複と思われる一段がONして、名前を消すつもりが
ないと分かったことも、動悸の一つだということ…。

 そして、報復などをするのであれば、他の誰でもなく、僕個人を
狙って欲しいということを書き込んでいったのだ。


 すると、keishiさんやリンフィーさんがONしてきた。

 「僕のせいで、どうもすみません。」とりあえず、謝罪をする…
 「悪いのは僕個人なので、新さんを止めてもらえませんか…。」

 しかし、誰も新さんを止める確約は出来ないのであった…。
聞いた所によると新さんは、「新世界」創立と同じごろからON
したらしいが、今まで一度も会議室を使用した事が無いと言うこと
であった…。

 「出来たら、話してみます。」「新世界」の幹部の人たちでも
一筋縄で行きそうもない様であった…。

 『何とか、ミヤビさんと会いたい…。』

 僕のわずかな願いは、通じるのだろうか…。

 


■311  混沌《カオス》(5) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/03/28(Sun) 10:44:12)
Res81

 飛竜さんが、ONして来たのに気が付いた僕は、飛竜さんの
所に確認に飛ぶのであった…。

 飛竜さん曰く、
 「昨日新さんと、爆戦争してたんですよね…。」
 「あちこちに飛びながら、撃ち合いしてて、いきなり消え
ちゃったんですよ。」

 『そうか…、やっぱり急にデリートしてしまったのか…。』

 途方にくれた僕は、チャットにONするのであった。
もしかして、ミヤビさんが気が付いたらONしてくれるのでは…、
 チャットにいて、10分ぐらい立っただろうか願いが通じて
ミヤビさんがONしてくれるのだった。

 「こんにちは」とONしてくれたミヤビさんに対して、
 「どうしたんですか?」
 「消されちゃったんですか?」
 「ばれそうなパスワードだったんですか?」

 つい矢継ぎ早に質問してしまう、ミヤビさんの答えは、

 「分かりません。」だった。

 「シャリさんに、お願いがあるんですが、良いですか?」
 「何でしょう?」
 「ちょっと精神的にも、ONするまで時間が欲しいんです。
その間、魔天使の総帥を代行してもらえますか?」 
 
 まったく想像もしていない、総帥代行依頼であった。
 そんな、依頼を受けて僕は、多少の質問をするものの、

 「分かりました。ミヤビさんが帰ってくるまで、必ず魔天使を
守ります。でも、絶対に帰ってきてくださいね。」

 総帥代行を即決するのであった。だって、そうじゃないか、
ミヤビさんをデリートに追い込んだ責任の一端は間違いなく僕に
ある。しかも、ミヤビさんと知り合って2週間足らずの僕に、

 「シャリさんなら任せられます。」

 と言われて、これで辞退するようでは男がすたる。ミヤビさん
の悔しさや辛さも全部ひっくるめて、総帥代行を引き受けるので
あった。 

 


■312  魔天使(1) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/03/29(Mon) 17:39:19)
Res82

 さぁ、「魔天使」に行くことを冷静に考えてみよう…。
まず、当時60名を越える国民数がいる物の、圧倒的に初心者が
多く、ALL=NTはロード・ウオリアーさんと鉄さん、他1
名ぐらいだったと思う。
 その中での知人はほぼ皆無、唯一ロードさんだけが、何日か
前にON狩りのクレームで「カモメ団2」に来た時に、ちょっと
話したぐらいであった。

 そんな中、「魔天使」に行く前に、どうしても連れて行かな
ければいけない人が一人いる。そう、ベッカムさんである。

 ONしているベッカムさんに早速、話しかける。

 「ベッカムさん、実はミヤビさんから、魔天使さんの総帥
代行を頼まれました。言いづらいのですが、一緒に行ってく
れませんか?」
 「当然ですよ、シャリさんの行く所なら、どこにでも行き
ますよ。」
 『流石ベッカムさん…、感謝(T▽T)』

 「カモメ団2」は僕達二人にとって、とても居心地の良い国
であったのだ。なので、ベッカムさんを引き抜いて行くのには
心が痛い部分もあったのだが、会議室を盛り上げるのも、これ
からのことを相談するにも、ベッカムさん抜きでは良い国作りは、
考えられないのであった。

 「いつ、行きますか?」
 「それじゃ、すぐに行きましょう。」

 この時、カバ瀦さんが不在で、きちんと理由を説明すること
も、お礼も言えなかった。しかし、一刻でも早く亡命した方が
いいように思った僕は、簡単な書置きを残すとベッカムさんと共
に「魔天使」に飛び立つのであった。

 


■313  魔天使(2) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/03/30(Tue) 16:41:15)
Res83

 二人で、「魔天使」に入国する。確かロード・ウォリアーさん
がONしていた。

 「ミヤビさんに、総帥代行を頼まれてきました。よろしく
お願いします」と勢い込んで行く物の、実はこの時、ロードさん
が総帥になってしまったw

 「あれ、総帥シャリさんじゃないの?」とベッカムさん
 僕も『あれっ』って思ったものの、外様の僕がなるより良いかな
とも思ったのだ。(^^;

 そこで、新さんに部隊解散され部隊が一つも無かったので、
《ルシュフェル防衛隊》を第1部隊にして、隊長になるのだ。
しかし、すぐにロードさんが、

 「僕はONの時間帯が遅いので、シャリさん総帥を変わって
もらえますか?」と言ってくれたのだ。

 「わかりました。やらせていただきます。」

 シャリア=ブルー約1ヶ月ぶりの総帥であった。

 


■314  魔天使(3) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/03/30(Tue) 16:45:12)
Res84

 この時「魔天使」の要塞はHPは50万弱あり、防御力も
高く要塞の造りはかなり高かった。
 攻撃力、命中力も100以上はあったと思う。

 ミヤビさんからの指示でまずは、HPと防御のSTを
上げられるだけ上げていくのだ。

 この日の内に「かもめ団2」からsaraさんが来てくれ、
「何で、誘ってくれないの!」と怒られてしまったりw
他にも、ryou?Хさんや、ルアスさん等の「かもめ団2」
のALL=NTの戦士たちが、遊びに来てくれたり、
入国してくれたりするのであった。
 
 「かもめ団2」の戦力を削いでしまうと、思いつつも
皆の暖かい声掛けが、とても嬉しかったのだ。

 そして、総帥代行をしたこの日戦略で祝ってくれた国
がある。もちろん「新世界」であった…。

 しかし、keishiさんが、戦略を出したものの参戦して
いたALL=NTは3名ほど、本気の戦略と言うよりは
本番前の小手調べと言うところだったのだろうか…。

 この戦略は一度も要塞が出ることなく終わるのであった。

 


■315  魔天使(4) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/04/01(Thu) 17:47:33)
Res85

 「魔天使」の総帥になり、何とか会議室を賑やかに
したかったのだが、比較的いつも静かな会議室になって
しまっていた。しかし、極力ONを増やして、常に国民に
声を掛けることを気に掛けるのであった。

 気がかりなことは、もちろん「新世界」攻めである。
同盟軍はミヤビさんがデリートした事で総大将を失った
形になってしまった。
 昨日も「新世界」からの戦略があったように、このま
ま同盟軍側が意気消沈してしまえば、「新世界」攻略は
より難しくなってしまうだろう…。

 そして、ミヤビさんから引き継いだのは「魔天使」の
ことだけではないはず…、僕は3週続けての「新世界」攻
めを同盟軍に呼びかけるのであった。

 『ミヤビさんがいなくなった今週は絶対に油断している
はず…』

 当初「新世界」攻めの急先鋒だった国家は「かもめ団2」
であったが、僕の「魔天使」入国により「魔天使」が
対「新世界」前線基地に変わるのであった。

 


■316  爆の猛火(1)  
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/04/06(Tue) 20:02:20)
Res86

 そして、もうひとつ気になる存在は、新さんであった。
ぼくは、ミヤビさんがデリートしてから爆を作っていた。
もしもの事があった場合、まったくの無防備であったからだ。

 毎日ONする度に、自分のSTが下がっているのではと
どきどきしたが、僕のSTは下がっていながかった。
しかし、新さんかどうかは、分からないがミヤビさんが
消えた後も、同盟軍側のNTのSTが下がることが度々、
おきていた…。
 新さんは、「新世界」から無国籍に行き、僕とONが
合う時間が無かった…。皆に聞いても、新さんは余りON
していないようである。新さんのSTも不特定多数の爆攻撃
を受け、ALL=Bぐらいに下がっているのであった…。

 そして、新さんと雌雄を決する日は刻一刻と近づいている
のであった。

 


■317  爆の猛火(2)  
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/04/06(Tue) 20:14:44)
Res87

 ある日、12時ぐらいにONすると、新さんがONしていた。
無国籍にいて、参戦状況に名前が出ているのだ。

 僕のSTは下がっていなかった…。嫌な予感がして、無国
籍へ亡命する。

 『やっぱり、爆装備だ………。』

 僕は魔天使に戻ると、「魔天使」「かもめ団2」の皆の
STを確認した。しかし、取り立ててSTが下がっているNT
は見当たらなかった。

 『そうだよな、STを下げるとしたら内乱をした僕のはず
だし…、爆で落ちたのかな?』

 ご存知の通り、最後の戦闘から30分間は参戦状況から名前が
消えないのだ…。
 時計をチェックして、しばらく自分の戦闘に没頭する。
鍛えるのが非常に難しい爆はまだLv8「新世界」にいる明らかな
重複登録者で、鍛えているのだ。

 そして、30分後………、【新】の名前は参戦状況に残っている
のであった。

 


■319  爆の猛火(3)  
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/04/08(Thu) 19:06:54)
Res88

 『誰だ? 絶対に襲われているはず…、やっぱり魔天使じゃ
ない…。かもめも違う? 誰を攻撃してるんだ…。』

 1国ずつ情報をチェックしていく、もしかして「新世界」とも
思ったが違った…。そして…

 『分かった! ヤマト亭だっ!!』

 何ということだろう、それまで「新世界」戦でも、戦略中心国
では、決してなかったヤマト亭のALL=NTの飛竜さんと、ma
saさんを狙っているのだ。
 特にmasaさんのSTはACEのSTも残っていないのであった。

 間違いないかどうか、その時間にONしている全ての人の
武器を確認し、無国籍に飛び新さんの爆装備も改めて確認した。
そして、今まさにmasaさんのSTが一つ下がったのである。

         『えいっ!』

 EBを始めてから、戦略以外で意識的にON狩りをするのは
初めてだった。
 もちろん、新さんの機体を瞬殺した。新さんの機体も確か僕と
同じ《ブラウ・ブロ》だったと思う。
この初弾にはファンネルを使ったのだった。

 


■321  爆の猛火(4)  
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/04/09(Fri) 17:04:21)
Res89

 新さんを大破させると、僕はヤマト亭に飛ぶ

 「飛竜さん、masaさん、新さんから爆攻撃を受けているのを
確認しました。今、ON狩りしましたがまだ続けるかもしれま
せん。」
 と書置きを残して、「魔天使」に戻るのであった…。

        『うん?』

 気がつくと、僕のGUのSTがACEに! そして、ラスト
バトルの名前は新さんだったのだ。
新さんは、僕のファンネルで大破しているのであった…。

 この時、僕はまだ、爆を使用するか躊躇していた。新さんは
僕と同じ低HPである。共に6分もあれば回復してしまうのだ。
 何よりも爆での撃ち合いは危険である。新さんが荒らしとなり
他の人を苦しめているのはあきらかであった。

 新さんが回復した…。僕は返り討ちにするつもりで爆を持って
待機する。しかし、次の弾は飛んでこなかった…。

『あっ性懲りもなく、まだmasaさんを狙ってるのか!おりゃ!!』

 シャリの爆導策が新さんを捕らえSTを一つ下げるのであった。

 


■323  爆の猛火(5) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/04/10(Sat) 13:10:02)
Res90

 また、6分が経った。新さんが復活する。すると新さんは魔天使
に亡命してくるのであった…。

 『うん? 話をするつもりなのかな?』

 「新さん、masaさんたちに爆を使っているのを確認しました。」
 「人のSTを下げて喜ぶなんて止めませんか?」
 「何とか言って下さい! 見てるんでしょ?」

 新さんからの答えは何もないのであった…。
しかし、どこにも行かずに「魔天使」にジッとしている。
何か、新さんのメッセージがあるような気がした。

 『もしかして…』

 【自国】をクリックする。なんだちゃんとコメントくれているじゃ
ないかw そう、新さんは【発言】を使用してコメントしてくれていた。


     《シャリア=ブルーST下げ野郎!ぶっ殺す!!》


        ぷちんっw(`Д´)
        あっ何かがはじけたw

 


■324  爆の猛火(6) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/04/11(Sun) 19:28:29)
Res91

「新さん、自国発言確認しました。新さんの気持ちは分かりました。
それでは、始めますかw」と言ったか言わないかの内に、被弾する
シャリア=ブルーw

 『あっ また、ST下がった(怒)』
 魔天使にいたままでは新さんを叩けないので、無国籍に移動した。

 この時に、僕には余裕があったのだ。僕はALL=NT(今は
ACEが2つになってしまったが(^^;)新さんはSTがBぐらい
なのだ。普通に言って負けるとは思えなかった。このSTの差があっ
たら誰でも勝利を確信するだろう。

 ただし持っている爆は、新さんがLv30で、僕がLv8まだ、まだ
鍛え切れていないとはいえ、一応爆である。

 『よっしゃ、コテンパンにしてやるw』

 しかし、爆戦争はそんなに甘くなかったのだ………。

 


■325  爆の猛火(7) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/04/11(Sun) 19:30:40)
Res92

 まもなく復活する。時計で時間を見計らい、戦闘ボタンをクリック
しながら、相手の名前が出るのを待つ…。

         『出たっ!』

 戦闘ボタンをクリック!しかし、エラーの表示!?

     『しまった…。 向こうの方が早い!』

 STは下がらないものの、またもや新さんの攻撃を受けるシャリ!

        『次こそは…』

 6分待ち、クリックを繰り返すが…

     『あれ?もう出ているはずなのに??』

 《更新》をクリックすると《無国籍の新との攻撃 ***大破》

      『いつの間に、無国籍に(汗)』

 また、STが一つ下げられた…。

 『よし、それならば相手が復活する寸前に、他国へ移動してそこ
から撃ってやる!』
 『もうすぐ、6分だ… かもめに移動して… 攻撃!』
 『ちくしょう! また、消えた!! どこだ(汗々)』

 僕が見つからなかった新さんは、誰かと戦闘させて自機を大破
させているのだ。

 『よし、復活したらもう一度! あっ消えてる』

 気がつけば亡命攻撃を受けている…

 『カモメに来てるじゃないか…』

 しかも、亡命時には新さんから僕は丸見えだが、僕が新さんを
攻撃することが出来ないのであった。

 まるで、連邦軍のアムロが初めてシャアザクと戦闘した時の
様になすすべもなく撃たれっぱなしの、シャリであった…。

 


■326  爆の猛火(8) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/04/12(Mon) 16:40:43)
Res93

 しかし、大破していなくてもSTがこうも下がるとは…(T^T)
恐るべし爆レベル30。もちろん新さんのSTも機体損壊で少し
下がってきているが、こちらから撃ち込めないのはストレスが
以上に溜まるのだ(−_−;)

 何せ、新さんが5〜6発当てているのにこちらから1発ぐらいし
かお返しが出来ないのだ…(T。T)
 もう一点明らかに不利なことは、亡命だった。他の人に被害が
出ないように僕は武器を持ち替えなければならないが、新さんは、
遠慮なしに誰にでも爆を使えるのであった。恐らく、この時の
爆攻撃でSTを下げられた人も多かったのではないかと思う。


 『そうだ…、新さんが大破するから見失うんだ…。じゃ僕が
大破しちゃえば良いんじゃないのか? 覚醒解いたら立場が逆
転するかも』

 今考えるとストレスの溜まりすぎで軽いパニックを起こして
いたのかもw 自ら大破しやすいように覚醒を解いてしまった
のだww  もちろん、結果は…

 『だめだ〜、大破を食らっちゃうのは良いけどやっぱり新さん
捕まらないや〜(TT)』

 そうSTがBの新さんに大破されてしまう結果蓄積されるスト
レスは2倍になってしまうのだ(大爆)

 


[編集|削除]
■331  爆の猛火(9)  
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/04/18(Sun) 18:19:50)
Res94

 新さんも恐るべし、この人はこういう戦いを経験しているに
違いない…。きっと僕よりベテランさんなんだろうな。
 大破を喰らいながら、妙に納得してしまうシャリであった…。


 戦いながら、出来ることはやった。「新世界」に亡命して
会議室に新さんが、「ヤマト亭」の二人のSTを大幅に下げた
ことと、「新世界」から新さんへの説得をお願いした。
 確か、アレスさんだと思ったが(もしかしたらシャンさんかも)
快く受けてくれた。

 そして、ベッカムさんがONして来たのを確認して、「魔天使」
に行き今日の状況をベッカムさんに相談するのであった。
 会議室で相談しにくいため、チャットで話をする。

 「いや〜、参りました。ベテランさんですね。とても適いません。」
 「私も手伝いましょうか?」
 「いえ、荒らしですから、攻撃されるのは僕だけで良いです。でも、
下手したらFまでST下がられるかもですね(TT)」

ベッカムさんに、「魔天使」の総帥をお願いする。僕自身は
この時は、デリートも覚悟していた。ネチネチ攻撃されたら、どこ
までSTが下がるか分からなかったからだ。

 ベッカムさんと、チャットで話しているうちに、誰かが覗いて
いることに気がつくのであった…。

 


■333  爆の猛火(10)  
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/04/19(Mon) 21:14:02)
Res95

 もしや…、気がついていない振りをしながら、そっ〜っと
「魔天使」に戻ってみると、新さんが入国しているではないかw

 どうやら僕と、ベッカムさんの会話が気になったらしい。
そして、《チャットで…》というレスをみてチャットに覗きに来たの
だろう。

     『これは、チャ〜ンス(`∀´)』

 僕はさり気無くチャットの会話を続けながら、無国籍に行って、
気がついていない、新さんの後頭部をおもいっきり

       『ズガ〜〜〜〜〜〜〜ン!!!』

 見事に下がる新さんのST! 勝利!!

 「新さん見てるでしょ 攻撃させていただきましたw」

 チャットに書き込んだ。やっと一矢を酬いた気持ち^^ 溜飲が
下がるとはこういうことかww

 もちろん激怒した新さんに、その後蜂の巣にされたのは言うまでも
ない(´д`;)アウ………w

 


■334  爆の猛火(11)  
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/04/19(Mon) 21:30:16)
Res96

 それにしても、既に何時間戦い続けているのだろう…。

 こちらは既に疲れてしまって、今だあちらこちらの国を飛び回る
新さんを、時々迎撃する程度になっていた。彼は疲れないのだろう
か…(^^;

     『あ〜ぁ、またやられちゃうのかな…』

       半ば諦めかけていたその時!

        『ドカ〜〜〜ン!』
    またもや火を噴く新さんのブラウ・ブロ!

 「シャリさん、会議室見ました。ありがとうございます。」
 なんと、「ヤマト亭」の飛龍さんが駆けつけてくれたのだ!

 「相当なベテランさんだと思います。ぼこぼこにされました(^^;
気をつけてくださいね。」

    「了解です。FまでSTを下げてやりますよ。」
        おぉ、何と心強い飛龍さん^^

 「すみません、もうくたくたになりました。後は任せてお願い
しても良いですか(^^;」

 「大丈夫! もうすぐmasaさんも来ると思います。任せてください!」

 「お願いします。落ちますね」
 この時、時計の針は6時を回っていた。ONしてから6時間以上、
長い爆戦争の一日が終わるのであった…。

 『本当に、疲れた………。』
 プチッ PCのPOWをOFFにするのであった。

 


■341  爆の猛火(12)  
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/04/25(Sun) 17:07:17)
Res97

 次の日…、どこまでSTは下がっているのだろうか……。
一晩攻撃を続けられて、Aぐらいになってたらどうしよう(^^;
などと、考えながらEBにONをする。


 『良かった…、ST昨日のままだ、下がっていないや(ホッ)』

 そして、新さんを探すがエリア1のどこにも見つけることが出来
ないのであった。
 それもそのはず、新さんは昨晩のうちにデリートしていたのだ。

 聞いた話によると、あの後飛龍さんと戦っている途中にmasaさん
もONしてきて、壮絶な撃ち合いになったようである。
 ついにその後、新さんがデリートしたことによって、爆戦争は
終結したのである。
 飛龍さんとmasaさんの攻撃が激しかったこともあるが、「新世界」
からの新さんへの説得もかなりの効果があったのではないかと思われる。

 この後、「新」さんと言う名前がエリア1に登場すると、厳重に
警戒されるのは言うまでも無い。
 しかし、新さんは帰ってこなかった…。

 そして、週末の第三次新世界大戦はすぐそこに迫っているので
あった。
      『STをすぐに戻さなくっちゃ^^;』

 


■386  狼狽戦(1) 
□投稿者/ シャリア=ブルー -(2004/07/12(Mon) 18:57:29)
Res100

 さて、僕が指揮をする始めての「新世界」との対戦である。
今までは、二回早朝に攻めたが、僕はその時間にはONできない
ので、確か土曜日の午前10時に戦略を開始するのを決めるのであ
った。

 時間帯がちょっと遅い分だけ、参戦者をなるべく募り今までに
無い戦略にするつもりであった。そして、ここまでの打ち合わせ
は「新世界」に伝わること無いように飛龍さんに教わった、チャ
ットで今回は情報の漏洩は極力避けられたと思う。
 
 さあ、いよいよ「新世界」との決戦だ。「魔天使」はこの時、
24時間の戦略を出すのであった。
 今までの早朝の時と違い、学生さんたちが大分ONしたおかげも
あり、参戦者は20名ぐらいはいたと思う。

 サーバーが重くなるものの要塞を引っ張り出そうと、皆で
頑張るのであった。NTがぞろぞろいるのであった。

 「HP高いNTから狩って下さい。爆は使用禁止です。使わない
でくださいね。」

 確か、開戦前に皆に伝えたと思うのだが、開戦1〜2時間後、
危惧していたことが起こるのであった。
inserted by FC2 system